- さんじゅう
- I
さんじゅう【三十】(1)一〇の三倍の数。(2)三〇歳。~にして立つ〔論語(為政)〕三〇歳になり, 精神的に自立する。→ 而立IIさんじゅう【三従】女性は, 生家では父に従い, 嫁しては夫に従い, 夫の死後は子に従うということ。 仏教や儒教による教え。 婦人の三従。IIIさんじゅう【三重】(1)同じような物事が三つかさなること。
「~衝突」
(2)音楽の奏法で用いる語。 (ア)声明(シヨウミヨウ)・平家琵琶で, 声の高さを三つに分けた時の, 一番高い音域。 (イ)三味線の手の一。 浄瑠璃や長唄で, 段や場面の終わりや語り出しなどに用いる。 愁い三重・大三重など種々ある。(3)歌舞伎の下座音楽の一。 合方を主とし, 唄はなく, もっぱら効果音楽として用いる。 愁い三重・忍び三重・対面三重など。IVさんじゅう【山戎】中国, 春秋から戦国時代にかけて東北辺境に居住し, 燕(エン)・斉(セイ)などの東北諸国を侵攻した種族。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.